猫の一生

猫の一生

出生時
  • 体重約100g〜120g
  • 自分で母乳を飲めない子猫にも、初丹生だけは必ず飲ませる事。初丹生を哺乳できない猫については、獣医にて、母猫の免疫血清(グロブリン)などの投与を受ける。
  • 1日の90%は眠っている。

1週間
  • 体重約200g〜250g
  • 目が開く
  • へその緒が取れる。
  • 強い直射日光を避けること。
  • 室温は20〜24度、湿度60%が適切。
  • 母乳の出が悪い時や、生まれた子猫の数が多い場合(5〜6匹以上)は、母乳のほか人工乳を与える。

2週間
  • 体重約250g〜300g
  • 目が見え始める。
  • 門歯がふくらむ
  • 出産箱の中は清潔にし、ノミの発生を防ぐ。
  • 歩き出す

3週間
  • 体重約350g〜400g
  • 上下門歯、犬歯が生える。
  • 離乳準備。母乳のほかに猫冠やドライフードに人工乳、ミルク、水などを混ぜ粥状にして、1日1回〜2回子猫に与える。

4週間
  • 体重約400g〜500g。
  • 第三臼歯乳歯が生える。
  • のどをごろごろ鳴らすようになったり、感情をあらわすようになる。
  • 離乳開始。粥状にしたキャットフードを十分与える。食事回数は、1日4回〜5回。
  • 第1回の駆虫の実施。

7週間
  • 体重約600g〜700g
  • ほぼ乳歯が生えそろう。
  • 兄弟とじゃれ合ういようになり、動きも活発になり、いろんなことに興味をもつようになる。
  • 排便、排尿のしつけは、この頃までに完了したい。根気よく続ける事がコツ。
  • 食事は、粥状にしないでそのままキャットフードを与えてもよい。食事回数は1日に3回〜4回。
  • 第二回目の駆虫実施。この後も2〜3ヶ月ごとに定期的な検便を行い、寄生虫駆除に適した駆除薬を投与する。寄生虫駆除には、適期、適薬、適量が大切。
  • 子猫は、外に出さないように室内で暮させている場合には、1日1回屋外運動を充分に。
  • 日光浴させる。

2ヶ月
  • 体重約950g〜1000g
  • 寄生虫の検便、3種混合ワクチンを打ってから、2〜3週間たったら再注射して効果を高める。

3ヶ月
  • 体重約1000g〜1500g
  • 引き綱に慣らす、ケージに慣らすなどのしつけは、この頃までに完了しておく
  • 子猫を里子に出すときは、この頃がよい。
  • 長毛種は、この頃から、毛の手入れをきちんとし、シャンプーなどにもなれさせることが必要。

4ヶ月
  • 体重1500g〜2000g
  • 乳歯が抜け、永久歯が生えてくる。

6ヶ月
  • 体重約2500g〜3000g
  • 永久歯が生えそろう。
  • 不妊手術・去勢手術を受けさせられる。
  • 被毛が生え換わる。

尚、当里親会がお世話する猫たちには動物愛護の観点から、不幸な繁殖はさせないという趣旨で不妊・去勢手術をお願いしています。

8ヶ月
  • 体重約3000g〜3500g
  • 雌の初回発情が現れる。しかし急いで交尾させず、初回は見送ったほうがよい。
  • 食事回数は1日2〜3回。
  • 爪とぎは、室内に爪とぎ器を用意して、爪の手入れを猫自身にさせる。

1年
  • 体重約3500g〜4000g
  • 門歯が減り始める。
  • 食事回数は1日1〜2回。食事内容はドライフードだけでもよい。しかし水は十分与える事。
  • 雌は、子猫を産む事が可能になるので、交尾計画を立てる。(計画が立てられない状況下では不妊手術を勧めます。)
  • 雄は、交尾行動をとる事が可能になる。(雌同様、計画が立てられない場合や屋外への出入りが自由な猫には去勢手術を勧めます。)
  • 年1回、猫汎白血球減少症の予防注射の再接種を繰り返す。
  • のみ取り首輪を使用してもよい年齢となる。
  • 年に1〜2回は、歯石を取る。
  • 定期的に肛門腺を絞る。

尚、当里親会がお世話する猫たちには動物愛護の観点から、不幸な繁殖はさせないという趣旨で不妊・去勢手術をお願いしています。

5年〜
  • 犬歯が衰える。
  • 歯が全体的に丸みを帯びる。
  • 運動能力は、次第に低下してくる。
  • 口の周りに白いひげが生えてくる。
  • 食事は、消化の良いタンパク質を多く含んだ柔らかいものを与える。

個体差によりこの頃以降の猫の体力は、極端に違うので、参考年齢としてください。

10年以上
  • 歯が抜けて無くなってしまう事が有る。
  • 被毛に白髪がみられ、毛の艶が無くなってくる。また、被毛も抜けてくる。
  • 動作も緩慢になってきて、1日ほとんど眠っているようになる。
  • 食事の内容は、更に注意深く消化の良い物を与える。
  • 便秘になりやすくなるので注意する。
  • 繁殖は特別な事を除いて止める。
  • 年に一回は健康診断を受ける。
動物の人間換算年齢