あなたのペットはあなたと共に生きる大切な家族の一員です。
すなわち彼らは、単なる愛玩対象としてのペットではなく、
わたしたち人間のよき仲間としてのコンパニオン・アニマルなのです。
そして彼らは、あなたの愛情に包まれた確かな保護がなければ生きてゆくことができません。
すべてのコンパニオン・アニマルが、安心して快適に暮らせるように・・・・・
かけがえの無い生命に対して、私たちの深い愛情と責任ある行動が必要です。
 

ライフチップとは
 

ライフチップは、固有のIDナンバーを書き込んだ超小型集積回路(IC)を封入した直径約2.0mm、長さ約11mmの大きさのマイクロチップです。犬・猫の頚部皮下に埋め込み、ライフチップリーダーそのIDナンバーを読み取ることによって、容易かつ確実に個体識別が行えます。
ライフチップ自体には電源を持っていないため、犬の一生を通じて有効に使用できます。

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ライフチップの特徴
   
ライフチップは世界で広く使用されています。
ライフチップは脱落することなく、ただ一度の埋め込みで、犬の一生を通じて有効です。
埋め込み操作は簡単で、犬・猫が痛みを訴えることもほとんどありません。
生物学的適応ガラス、生体に無害なポリプロピレンを使用しています。
ライフチップは埋め込み局所に対し、特異的変化を起こさないことが確認されています
移動防止キャップにより、埋め込み部位から移動することもありません。
読み取り性能は、犬のMRI診断の際も磁場の影響を受けないことが確認されています。

 犬および猫をはじめとするコンパニオンアニマルの個体識別を目的としたマイクロチップの利用は、英国で1989年に開始され、1992年、RSPCA(王立動物虐待防止協会)によって公認されています。

 諸外国では、主に動物保護センターを中心に養子縁組、迷子防止および捨て犬・猫防止に利用されています。また、ヨーロッパアルプスでは、1990年よりALPIRODと呼ばれる犬ぞりレースで、レース犬の個体確認にも利用されていす。

 その他諸外国での使用状況は以下の通りです。

 

国名

中心団体

使用目的

使用頭数

イギリス

RSPCA

盗難防止・養子縁組・迷子防止・捨て犬・猫防止等

56万頭

ヨーロッパ

FECAVA

盗難防止・養子縁組・迷子防止・捨て犬・猫防止等

175万頭

カナダ

CKC

盗難防止・養子縁組・迷子防止・捨て犬・猫防止等

55万頭

アメリカ

AKC

盗難防止・養子縁組・迷子防止・捨て犬・猫防止等

100万頭

オーストラリア

国の政策

動物検疫・盗難防止・養子縁組・迷子防止・捨て犬・猫防止等

32万頭

その他

 

盗難防止・養子縁組・迷子防止・捨て犬・猫防止等

33万頭


1999年現在

参照)

RSPCA : Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animal 〈王立動物虐待防止協会〉

FECAVA: Federation of Europe Companion Animal Veterinary Association〈欧州コンパニオンアニマル獣医師連合会〉

CKC : Canadian Kennel Club 〈カナディアンケンネルクラブ〉

AKC : American Kennel Club 〈アメリカンケンネルクラブ〉

犬や猫の寿命は年々延びています。歳月の経過と共に動物は飼い主にとって人生の伴侶として重要な地位を占めるようになっています。それは動物にとっても同様です。絶対に離れられない存在なのです。

また、近年、日本人も外国へいく機会が増え、同時に飼っている動物を連れて行く方も増えています。その場合、マイクロチップ(ライフチップ)の装着が義務づけられている国も多いようです。

そのうち、アメリカ・イギリス・カナダなどの先進諸国と同様に、日本の動物にも義務づけられる日が来ることでしょう。

輸入販売元:大日本住友製薬株式会社
ライフチップ
提携:デストロン・フェアリング社